「亜鉛は男性に必要?」「亜鉛にはどんな効果がある?」「サプリメントで補ったほうがいい?」――。亜鉛は、健康や栄養に関心がある人なら一度は耳にするミネラルです。
しかし、必要な栄養素だからといって、サプリメントで大量に摂取すればよいわけではありません。AFRODE CLINIC代表医師・道下将太郎先生に、亜鉛の役割と、食事・サプリメントとの付き合い方について伺いました。なお本記事には、AFRODE CLINICが開発したブランド SECRET RECIPE のご紹介も含まれますことをあらかじめご留意ください。
Q1. そもそも亜鉛は、体の中で何をしているのですか?
記者亜鉛にはどんな役割がありますか?
道下医師亜鉛は必須ミネラルの一つです。体内ではさまざまな酵素の働きに関わっており、細胞の代謝をはじめ、免疫機能など多くの生理機能に関係しています。
NIH(米国国立衛生研究所)の資料でも、亜鉛は多数の酵素の触媒活性に必要で、免疫系を含むさまざまな身体機能に関与するとされています。

Q2. 「亜鉛を飲めば元気になる」は正しいのでしょうか?
記者亜鉛サプリメントには「元気になる」というイメージもあります。
道下医師そこは慎重に考える必要があります。亜鉛は身体に必要な栄養素ですが、「摂れば摂るほどよい」というものではありません。不足している場合には必要量を確保することが重要ですが、十分に摂取できている人が大量に摂取すれば、それだけ健康になるとは限りません。

Q3. 亜鉛は食事から摂れるのでしょうか?
記者亜鉛は食事から摂れるのでしょうか?
道下医師はい。亜鉛は、肉類、魚介類、豆類、ナッツ類、全粒穀物などさまざまな食品に含まれています。まずは普段の食事を見直すことが基本です。
例えば、特定の食品をほとんど食べない、食事量そのものが少ないといった場合には、栄養素の摂取状況を一度考えてみてもよいでしょう。

Q4. サプリメントで補う場合の注意点はありますか?
記者サプリメントで補う場合の注意点はありますか?
道下医師あります。亜鉛に限らず、栄養素には必要量があります。サプリメントを複数使っている場合、同じ栄養素が重複することもあります。特に「健康のため」といって複数の商品を追加していくと、意図せず摂取量が増えることがあります。
ですから、サプリメントを選ぶときは成分表示を確認することが大切です。

Q5. 亜鉛だけを考えればよいのでしょうか?
亜鉛だけを単独で考えるのではなく、ビタミンや他のミネラルを含めた栄養全体を見る方法もあります。SECRET RECIPE の「マルチビタミン&ミネラル」は、こうした日常の栄養管理を考える際の選択肢の一つです。
道下医師栄養について考えるときは、一つの成分だけを見ないことが大切です。亜鉛が大事だから亜鉛だけ、タンパク質が大事だからタンパク質だけ、というのではなく、食事全体を見る。そのうえで、自分に必要なものを補っていくという考え方がいいと思います。
Q6. 結局、亜鉛とはどう付き合えばよいですか?
亜鉛は身体に必要な必須ミネラルですが、特別な栄養素として過度に捉える必要はありません。普段の食事から必要な栄養素を摂り、必要に応じてサプリメントを利用する。それが、無理なく続けるための基本的な考え方です。

AFRODE CLINIC では、血液検査などで現在の状態を数値として把握したうえで、食事・運動・睡眠をどう組み立てるかを一緒に考える予防医療を行っています。継続して経過を追う仕組みとして、パーソナルドクター(AFRODE PERSONAL DOCTOR)もご用意しています。あわせて予防医療とは何かもご覧ください。
参考文献
- National Institutes of Health, Office of Dietary Supplements. Zinc — Fact Sheet for Health Professionals.
- National Institutes of Health, Office of Dietary Supplements. Dietary Supplements for Immune Function and Infectious Diseases.
- National Institutes of Health, Office of Dietary Supplements. Multivitamin/mineral Supplements.
※亜鉛の必要量やサプリメントの適否は年齢、性別、食事内容、健康状態などによって異なります。本記事は栄養に関する一般的な情報を紹介するものであり、個別の診断・治療・栄養指導を目的とするものではありません。

