
「マグネシウムは身体にどんな効果がある?」
マグネシウムは、カルシウムや鉄などと比べると少し地味な存在かもしれません。
しかし実際には、エネルギー産生、タンパク質合成、神経や筋肉の働きなど、さまざまな生理機能に関わる必須ミネラルです。NIHによると、マグネシウムは300を超える酵素系の補因子として働いています。
今回は、日々トレーニングを行うAFRODE CLINIC代表医師・道下将太郎先生に、マグネシウムの働きと食事・サプリメントとの付き合い方を聞きました。

Q1. 毎日トレーニングする医師は、マグネシウムを意識している?
記者毎日トレーニングされている先生ですが、マグネシウムは意識しますか?
道下医師マグネシウムだけを特別に考えているというより、運動を継続するなら栄養全体を見る必要があると考えています。
筋肉をつけたいからタンパク質だけ、という考え方では十分ではありません。
エネルギー代謝に必要な栄養素や、身体のさまざまな機能を維持するためのビタミン・ミネラルも必要です。

Q2. マグネシウムにはどんな働きがある?
記者マグネシウムにはどんな役割がありますか?
道下医師かなり多くの身体の反応に関係しています。
エネルギー産生、タンパク質の合成、神経や筋肉の機能、血糖調節などにも関与しています。
特に筋肉や神経の正常な働きに関係するため、運動をする人にとっても知っておきたい栄養素の一つです。

Q3. マグネシウムはどんな食品に含まれている?
記者マグネシウムは何を食べれば摂取できますか?
道下医師ナッツ類、豆類、全粒穀物、葉物野菜など、さまざまな食品に含まれています。
ですから、特定のサプリメントだけを見るのではなく、普段どのような食品を食べているかを確認することが先です。

Q4. 「マグネシウムを飲めば疲れない」は本当?
記者マグネシウムには「疲労」や「筋肉」に関する情報も多いですか?
道下医師ここは慎重に考えたほうがいいでしょう。
マグネシウムは身体に必要な栄養素ですが、サプリメントを飲めば疲労がなくなる、運動パフォーマンスが必ず向上する、といった単純な話ではありません。
不足している場合には適切な摂取が重要ですが、十分に摂取できている人が大量に摂ればよいわけではありません。
Q5. マグネシウムをサプリメントで補うときの注意点は?
マグネシウムは食品から摂取する分には、健康な人では過剰摂取による問題は通常起こりにくいとされています。
一方、サプリメントや医薬品などから大量に摂取すると、下痢や腹痛などが起こることがあります。腎機能が低下している場合などは、特に注意が必要です。
道下医師サプリメントは「多いほどいい」ではありません。
成分表示を確認して、ほかのサプリメントとの重複も確認する。
これはマグネシウムに限らず、栄養補助食品を使うときの基本です。
Q6. マグネシウムだけを摂ればいい?
SECRET RECIPEでは、日々の栄養管理を考える選択肢として「マルチビタミン&ミネラルズ」を展開しています。
道下医師栄養素は単体で考えるより、食生活全体を見ることが重要です。
「マグネシウムが必要だからマグネシウムだけ」というより、自分の食事で何が不足している可能性があるのかを考える。
そうした視点が予防医療では大切だと思います。
まとめ:毎日の食事から栄養を考える
マグネシウムは、身体のさまざまな生理機能に関わる重要なミネラルです。
だからこそ、「マグネシウムの効果」だけに注目するのではなく、普段の食生活を見直すことから始めたいもの。
栄養素を知ることは、健康について考える第一歩なのかもしれません。
参考文献
- NIH Office of Dietary Supplements, Magnesium Fact Sheet for Health Professionals.
- NIH Office of Dietary Supplements, Magnesium Fact Sheet for Consumers.
※マグネシウムの必要量やサプリメントの適否は年齢、性別、食事内容、健康状態などによって異なります。腎臓の病気がある方や、薬を服用中の方は、サプリメントを使う前に主治医にご相談ください。本記事は栄養に関する一般的な情報を紹介するものであり、個別の診断・治療・栄養指導を目的とするものではありません。
